新テニミュが楽しすぎた
お久しぶりです。
2020年は舞台が潰れまくり世間体を気にして出かけられず虚無の年だったのですが今年はすでにいくつか現場が決まってはっぴーです。
さて、本題に入ります。
新テニミュめちゃくちゃ楽しかった!!!!
もうこの一言で終わってもいいんじゃないかな。もう3月に入り新テニミュ大千穐楽は約一か月前ですがまだロスってます。折角なのでもう少し書きます。
趣味で観劇するようになって数年のにわかなのですが正直今まで観た舞台の中で一番おもしろかったです。推し俳優もテニミュ出身で当然推しが出ていたころも観に行っていましたが推しがいない新テニミュの方が面白かったです。どういうことだってばよ。
ここから少し長くなりますがお時間のある方はお付き合いください。
新テニミュが発表された時、私は新テニミュにあまり期待していませんでした。
理由は主に新テニ原作にあまり思い入れがなかったことです。
新テニは人気キャラ盛りだくさんお祭り騒ぎで面白いと言えば面白いのですが、テニプリの「全国優勝するのは俺たちだ!!」という中学生同士の熱い戦いほど感情移入できないのです。(でもつい最近までやっていた手塚vs幸村戦は久々に昔の熱さを感じてとても嬉しかったです...!)
そんなわけで「一回観れば満足かな?どうせ観るならアニメ声優のあいばっちの入江さんを観たいな~」と凱旋公演のみチケットを取りました。
そして今この選択を恨んでいます^^;
もっと早く行けばよかった~!!あほ~~!!
以下公演の感想です。現地の記憶を大千穐楽配信で補強した感じ。
前アナないのか...と残念に思ったのもつかの間、いつものキュッパコ音がなんか物々しい。必殺技SEが入っている。「うわ~新しいテニミュだ~!」とワクワク。
初々しい今牧くんリョーマのソロが始まり、「待ってろよ日本!」という歌詞にはリョーマがアメリカから帰ってくるという言葉以上に、今回大阪以外の地方公演が行われなかったけれど落ち着いたらテニミュがまた全国を回るからね!!なんて意味にも聞こえました。違うかもしれないけれど 笑
コーチ陣歌上手いな!?テニミュボーイズはこういう役割なんだ!!
色んな感想がありましたが何より!!
俺こそが絶対テニスの王子様♪
と歌う中学生たちに涙(´;ω;`)
「テニミュ」では青学が主人公で他校キャラは全員ライバルであり、当然テニスの王子様=越前リョーマなのです。「He is the prince of tennis」「あいつこそがテニスの王子様」って言ってますものね。
でも新テニミュでは跡部様や赤也や白石などライバルたちも全員テニスの王子様なんです。テニプリファンはおそらく皆自分の推しキャラは王子様だと思っているが正式に彼らの口から「俺たちがテニスの王子様だ!」と聞けるなんて。なんて良い歌詞なんだろうか...三ツ矢雄二さんありがとう。
もうチケット代にお釣りが返ってくるくらい良いもの見せてもらった気がするのだがまだ序盤。嘘だろ新テニミュ。
ちょっと飛びますがD2が色々と情報量が多い。多すぎる。
まず高校生極上ペアのキャラが強い。許斐先生には申し訳ないのですが彼らのことはすっかり忘れていました。(お頭とかデュークとか1軍高校生のインパクトが強すぎるんですよ...)
若旦那こんなにかっこよかったっけ...?フラワー先輩お上品だな...?アダルトなデュエットにグッときてハッとしました。
それから白石のソロ曲、通称ごめオサ。原作ではただ腕に純金巻いてることがばれるシーンだったはずがなぜこんなことに...?現地ではオペラグラスで白石だけを見ていたのでなんかいい曲...???オサムちゃんにそんなに謝らなくていいと思うけど...????と思ったのですが配信で後ろにオサムちゃん映ってたことを知り爆笑。なんだこの曲。「オサムちゃん死んだの?」と言われるのも納得。トンチキさがテニミュらしくていいぞ。
白石・赤也のデュエットもテニミュらしくポップで明快でちょっとダサい曲調でよかった。すごく「今私はテニミュを観ているぞ」という実感がある。
S2大和vs手塚はとても爽やかな試合でした。この試合も原作ではほとんど記憶に残っていなかったのですが、やっとお互いの呪いが解けたような、二人が浄化されたような、こんなにドラマのある試合だったのか!!と気づかされました。清らかな笑顔を浮かべる手塚国光が愛おしい。ドイツに行ってしまったら手塚の出番は暫くないのかな。少し残念だなあ......
またまた飛びますがS1入江vs跡部が熱い!!!!
これまでの場面を色んなこと考えながら観ていたのですが全て吹っ飛ぶくらい衝撃を受けました。
本当にテニミュを観ているのだろうか、と思ってしまうほどレベルの高い歌の応酬。2人の歌で体の内側から震え天にも昇る心地でした。とにかく「すごい」ものを観ている、「テニミュすごい!」それしか考えられない。
入江さんはもう俳優として10年以上キャリアを積み帝国劇場にも立っている相葉さんなのでもちろんすごいのですが、今作が初舞台の高橋怜也くんの跡部がとてもとても良いです。
2人の経験の差がそのまま入江と跡部の力関係になっていて良いですね。余裕の入江に必死に食らいつく跡部。この一試合で3曲もあるのですが長いとは思いませんでした。特に最後に歌うNo pride No kingdomではどれだけボロボロになっても攻め続ける跡部と跡部の進化を喜んでいる入江の構図が良い。私は新テニミュを観て初めてこの試合の本質がわかったような気がします。
普段俺様で格好つけている、ちょっと嫌な奴にも見える跡部様が顔を歪め地に這いつくばり、「優雅さの欠片もない必死の形相」になるのですが、負けじと吼えるように歌う跡部様。「もっと俺は輝けるはずさ」とおっしゃっていますが十分に輝いてらっしゃいます。ただの金持ちイケメンではない「究極の努力家」だからこそ跡部景吾はここまで愛されるキャラクターなんだと再確認させてもらいました。新テニミュなんて良い作品なんだ...。語彙力がなくて全然伝わらない文章になってしまった。
S1後は放心状態でただただ「新テニミュ良かった」と思っていました。完全新作はどうなることかという心配は杞憂でした。テニミュはこれからも面白いものを作ってくれるだろうと信頼できます。
テニミュを初観劇した友人も楽しんでくれたようで何よりでした。テニミュ沼へようこそ友よ。沼って言うと怖そうだけどテニミュハマってからはいいことしかないです。その辺の話もしたいですね。
長くなりましたがこれにて終わります!乱筆乱文失礼いたしました。
テニミュって楽しいじゃん!!